A−054NEW鉄錆地六十二間筋兜 最上胴具足
江戸時代 「銘〜早乙女家親」
¥950,000



¥950,000



兜は鉄味が良く、典型的な早乙女鉢の特徴を示した作域の良い鉄錆地六十二間筋兜、兜鉢裏前正中板に朱書きで「八幡大菩薩・天照皇大神宮・春日大明神」と三社神号を書き、後正中板に「早乙女家親」と銘を彫った名兜です。𩊱は大振りな吹返に「桔梗」紋の金具を据えた錆地塗板物五段紺糸威の飾り映えする饅頭𩊱。面頬は錆地塗面頬。胴は前立挙三段、後四段、長側四段で構成された最上胴丸、草摺は錆地塗板物五段七間紺糸威。胴形式の六段の袖には古風な透かしの出八双金具が付いています。揺ぎの糸が短く、古風な形の最上胴は意外に遺品が少なく貴重です。三具は状態の良い錆地塗篠籠手、錆地塗篠佩楯、錆地塗筒臑当です。全体的に健全で纏まりが良く、高級感と古雅な趣が感じられる名鎧です。